スタートアップのメリット

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今回は、スタートアップのメリットについて記します。

近年、学生起業家や社会人事業家が増えつつあるが、なぜこんなにもスタートアップが注目されているのか紐解いていきたいと思います。

まず初めに、スタートアップについて説明します。

スタートアップとは

日本におけるスタートアップとは、ベンチャー企業に包含されていると考えます。

ベンチャー企業は、中長期的に世の中に存在する課題を解決するべく取り組んでいる一方で、スタートアップは主に短期的に課題を解決し大きなリターンを得るような取り組みをします。

スタートアップの例として、アメリカのInstagramが挙げられます。 Instagramの創業者、シストロムとクリーガーは2010年にサービス提供を開始して、2年後ユーザー数3000万人を達成し、その後Facebookに買収されました。そのときの買収額は10億ドル(1130億円)でした。

つまり、Instagramはたった数年で巨額の利益を得たことになります。

スタートアップなら、このような新たなビジネスモデルを開発し、大企業に事業売却することで大きなリターンを得ることが十分可能です。

スタートアップのメリット

  1. 裁量権が大きい
  2. 成長の機会が多い
  3. 社長や経営幹部との距離が近い
  4. 組織の仕組みを作る側に立てる

1. 裁量権が大きい

まず裁量権について、僕は次のように定義しています。

裁量権とは、「業務に取り組む上で、意思決定権が自分にあること」を指します。

つまり、裁量権が大きいとは、「自身が担当する全業務のうち、与えられた仕事を機械のように淡々とこなすルーチンワークよりも、自分が主体的に考えて行動するケースワークの割合の方が高い」と言い換えられます。

スタートアップと大企業を見比べると一目瞭然なのですが、仮にスタートアップの社員数を10名、大企業の社員数を10000名とします。

大きな一つのプロジェクトを社員全員で取り組むとなった場合に、大企業では一人当たりのタスクが少なくなる一方で、スタートアップでは人数が少ない分、本来やらなくてもよい仕事(事務作業等)も担当しなくてはならず一人当たりのタスクが多くなります。

企業への利益貢献度などの一人が持つ影響力においても、スタートアップの一人の社員は大企業のそれと比較して1000倍もの影響力を示すことからも裁量権が大きいことがわかります。

僕が「裁量権の大きさ」を説明するときに使う例えとして、

大企業という大きな船と、スタートアップという小さな船がある。大きな船では僕自身が操れる舵は小さいが、小さい船ではその舵はとても大きく、自分の思い描いた航路を進むことができる。

このように、スタートアップは大企業と比べると、人数や規模感の観点から裁量権の大きい仕事を担当することができます。

2. 成長の機会が多い

これは前述したように、スタートアップは人数が少ない分、一人当たりのタスクが多く、責任範囲が大きくなります。研修制度の飽和な大企業では、育成システムによって、一定のレベルまで成長ができるが、常に「育成される」状態だと思います。一方、スタートアップでは、十分な育成システムが整っていないため、「自分自身で自分を育成する」状態が続くことにより、結果的に成長すると思います。

スタートアップで働くとなると、座学から学ぶことよりも実践という形で知識知見を吸収する機会が多いため、学んだことをすぐ活かせます。

このようにして、PDCAを高速に回す環境に身を置くことで、成長したいという意欲がある方はさらなる急成長を遂げられると思います。

3. 社長や経営幹部との距離が近い

スタートアップの最大利点の一つが間違いなく、これです。

大企業の場合、若手社員が社長や経営幹部とコミュニケーションを取る機会なんて限りなくゼロに近いと思います。彼らに会うことすらできない社員も多く存在します。

一方、スタートアップでは社長や経営幹部陣が同じフロアで働いているため、コミュニケーションを取る機会が無数にあります

彼らと近い距離で仕事をすることで、彼らが持つ経営レベルの知見やノウハウなどを吸収できます。その結果、自分の視野を広げられたり、意思決定の観点を身につけることができ、圧倒的な成長を遂げられます。

4. 組織の仕組みを作る側に立てる

スタートアップは、社内制度などの仕組みの部分に関しては、特に組織として未成熟であるため、ルールや仕組みを容易に作ったり変えたりできます

一方、大企業の場合、若手社員がルールや仕組みに関して不満を抱いたり改善を求めても、それが上司の耳に届き、経営幹部陣にまで伝わることはほとんどなく、大半は泣き寝入りや我慢することになります。

そのような既存の組織ルールや仕組みに縛られたくない人ほど、自身で仕組みを作る側に立ち、より良い職場を作り上げられるスタートアップに身を置くべきだと考えます。

まとめ

  1. 裁量権が大きい
  2. 成長の機会が多い
  3. 社長や経営幹部との距離が近い
  4. 組織の仕組みを作る側に立てる

スタートアップには、魅力的なメリットが多くあるため、大企業とは違った経験ができます。

就活生や転職を考えている方も一度、スタートアップ企業の説明を聞いてみてはいかがでしょうか。

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